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「神奈川県立横浜清陵総合高校」での2週間のインターンシップ体験と、その後の教職に関する近況報告をつづるブログ

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 受講生と会うのも2日目とあって、だんだん名前も覚えられてきた。
 
午前: 「広報ハガキ」の講評と完成品提出(昨日の続き)
午後1: 「広報ハガキ」の相互評価
午後2: 先生の講義「フォント、文字間隔、インデント」
午後3: 教育実習生Mさんの講義「フォーマットの使い回し」
午後4: 実習指導(PhotoshopとIllustrator)

と、今日も内容盛りだくさんの一日だった。

個性が、すごい。
横浜清陵総合高校の「広報ハガキ」の課題は、与えられた素材から清陵高校の紹介ハガキを自由に作る課題だ。与えられたのは、清陵のロゴ、校章、そして何枚かの写真だけだった。にもかかわらず、18人いた生徒たちは見事にばらばらのデザ インをして見せていた。ラフスケッチをさらっと描き上げてしまう生徒もいれば、見出しからずっと悩んでいる生徒もいたが、最後には各々の感性を生かし たアイディアがハガキサイズにまとめられていた。完成度はまちまちでも、みな中間提出のときと比べると大きく改善されていて、新しく習った事柄を着実 に吸収していっているのが感じ取れた。お昼ご飯も食べずに微調整を続ける生徒を見ていると、応援したいという気持ちが自然とわいてくる。

ベテラン五十嵐先生の授業、テンポは――
五十嵐先生の授業はテンポが良くて生徒を飽きさせないようなイメージを持っていたので、今日はどうすればそういう授業ができるのか、授業のテンポを作る要因 を探ってみた。午後の講義ではかなり濃い内容を教えられていたのですが、生徒はそれぞれのペースできちんとついてきていた。五十嵐先生に訊 いてみると、生徒は自分が新しいことをできるようになるのが面白くて仕方ない、のだそう。

そして、僕なりに感じたのはこんなことだった。
  1. 「やって見せる」前に、生徒に「やってみさせる」
  2. 新しいことをするときは、操作の時間を充分に取る
  3. (必要に応じて個別にサポートする) ?
 五十嵐先生は新しい例を紹介するときに、それを実験形式で紹介していた。そして、生徒から見える中央モニターでは実験(設定の変更など)の最後のほうまでを見せておきながら、結果はしばらく見せないようにしていた。すると、生徒は興味を持って先生より先に結果を見ようとする。そして、こ こで充分な時間を取ることで操作の遅い生徒も遅れずについて来れ、早く終わった生徒は自分の興味に応じていろいろなことを試す時間が得られるのだ。ここまで 惹きつけられたら生徒が飽きることはないと思った。もしここで生徒より先にやって見せてしまったら、それを見ただけで満足したり、真似するだけだったりする生徒が出てきてしまうだろう。

また、今回は僕らインターンシップ生がサポートをさせていただいたが、普段は先生ひとりで個別の質問にも応じられているはずである。「できない」「分からない」ことをすぐ訊ける環境も、生徒の不満を生まないために必要なことだと思った。

Photoshop
histogram.jpg 講座終了後、何人かの生徒が残って課題を頑張っている中、五十嵐先生から別室で実習指導をしていただきました。Photoshopを用いてヒストグラムの調整を教わった。Photoshopで画像を開き、「イメージ>色調補正>レベル補正」で調整することができる。Photoshopはとても高機能で使いこなすのは難しそうでしたが、IrfanViewなどでは出来ない、やりづらいような処理を簡単にすることができ るので便利だと思いました。生徒に配布したり、Webで公開したりする画像にひと手間加えるだけで、とてもきれいなものになる。

Illusrator
Publisherの高機能版という位置づけで教わった。Publisherでは出来ないと教わっていた、「ある形に沿って文字を並べる」ということが簡単にできることに驚いた。例えば、台形の中に文字を 流し込んだり、曲線にそって文字を並べたりすることがいとも簡単にできる。今まで何をするかよくわからなかったIllustratorというソフトがどういうもの か、少し分かったような気がした。

明日の午後は専門学校へ行き、プロから色について学びます。生徒に目を配りつつも、生徒の目線にもなって学べたらと思う。
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プロフィール
HN: Kazu
性別: 男性
自己紹介: 情報の教員を目指す神奈川大学3年生→公立高校教員を目指す私立高校非常勤講師